SCP代表理事の國頭英夫たちが行う、肺癌に対する経口分子標的薬タグリッソの用量適正化試験(CSPOR LC-08, “MONEY”研究)のデザインペーパー(デザイン論文)が英文医学雑誌Japanese Journal of Clinical Oncology電子版に掲載されました。東北大学の突田容子先生が中心になってまとめました。
https://academic.oup.com/jjco/advance-article-abstract/doi/10.1093/jjco/hyae032/7633704?utm_source=advanceaccess&utm_campaign=jjco&utm_medium=email
デザインペーパーとは、これからこういう研究を行います(行なってます)という紹介の論文で、どうしてそういうものを行うのかの背景、やり方、統計学的な解析方法、どういう結果が出たらどういう結論になるのか、などが記載されています。この研究は分子標的薬剤の用量削減によって、効果を落とさずに副作用とコストを減らしQOLを改善しようというものです。
英文雑誌に掲載されると、そういう研究が行われつつあるということを、その意義とともに世の中に広める効果があります。Japanese Journal of Clinical Oncologyは超有名雑誌とはいきませんが、英文での検索ですぐにかかりますので、この領域に関心を持つ全世界の人たちの目にふれることになります。