8月31日、一般社団法人SATOMI臨床研究プロジェクトの第一回社員総会が開かれ、令和3年度決算報告書、事業報告が承認されました。
令和3年度(2021年6月1日〜2022年5月31日) 事業報告書 非営利型一般社団法人 SATOMI臨床研究プロジェクト
- 事業の成果
・がん治療を中心とした医療の現状について情報発信を行い、問題提起をすることができ
た。
・恒常的な情報発信のためのホームページを作成した。
・JCOG(日本臨床腫瘍研究グループ)・JCCG(特定非営利活動法人日本小児がん研究グループ)と提携関係を築き、協力して臨床研究を行う基盤を整備することができた。
・海外の研究団体と交流し、情報交換をすることにより将来の共同研究へ道を拓いた。 - 事業の実施に関する事項
定款に記載された事業ごとに記す。一部、令和4年度にまたがる事項も、令和3年度から準備していたものは対象に含めた。
1 がん治療を中心とした医療の普及、啓発に関する事業
下記メディアにてがん治療の現状を紹介し、問題点を指摘した。
医学界新聞インタビュー 第3439号(2021.10.4)
デジタル朝日「論座」2022.1.6配信
朝日新聞「ひと」2022.1.15朝刊
NHKおはよう日本2022.6.5放送
東京新聞2022.6.23・6.30朝刊
日本海新聞「潮流」2022.5月?連載中(月1回)
SCPホームページ開設https://s-cp.or.jp
2 臨床研究及びその関連領域についての調査、研究、情報の収集、提供、相談及び支援に関する事業
下記臨床試験を遂行・結果発表または支援した。
・JCOG1701(肺がんに対する免疫チェックポイント阻害剤の指摘投与期間に関する研究):症例登録中(対象患者:216人を予定)
・JCOG1710A(高齢者肺がん術後の日常生活活動度に関する調査研究):2021.8.9世界肺癌学会(オンライン開催)にて結果の一部を発表(対象患者:876人)
・JCCG研究(小児ランゲルハンス細胞組織球症の長期経過観察研究):2022.5.18事務経費サポート(対象患者:約100人)
・JCOG0707A1(肺がん患者の長期予後と合併症に関する調査研究):2022.4.6研究計画承認、2022.6.3研究開始(対象患者:963人)
- 各種研究会、研修会、講演会、相談会、セミナー等の企画、立案、運営、実施及び管理に関する事業
下記組織を設立、活動を開始した。
2022.3.5 JCOG医療経済評価小委員会設立(約120人)
(2022.6.18 第一回小委員会開催:Webにて、参加者約100名) - 出版業、執筆業並びに書籍、学術書、教材等の企画、デザイン、編集、印刷、制作、発行及び販売に関する事業
下記のWeb連載を継続中。
2021.9.21 m3.com(https://www.m3.com)にて隔週連載「医療維新」”Cost, value and value trials” (登録医師数:30万人以上) - 関係団体、個人等に対する連絡、協力、調整、連携、交流、提言及び支援に関する事業
下記団体との情報交換を行った。
2022.5.21 OCCA(Optimal Cancer Care Alliance:https://optimalcancercare.org)第一回会議(オンライン開催)参加(参加者約100人) - 各種情報の提供に関する事業
今年度は該当する事項なし。
令和3年度非営利型一般社団法人SATOMI臨床研究プロジェクト(以下SCP)社員総会議事録
日時:令和4年8月31日午後3時?
場所:帝国ホテル5F会議室(東京都千代田区内幸町1-1-1)
出席者
社員:國頭英夫(代表理事)、石井昂(理事)
オブザーバー:澤田裕美子(澤田税理士事務所)、他書記一名
総社員2名(國頭・石井)全員が出席し、過半数に達しているので総会が成立することが確認され、國頭が代表理事として議長を務める旨宣言し、総会が開始された。
議題1 事業報告について
事業報告書に基づき、議長より令和3年度の事業報告がされた。
・JCOG(日本臨床腫瘍研究グループ)とはどういうものであるかについての確認が質疑でなされた。
議決の結果、事業報告書が承認された。
議題2 収支決算報告について
議長からの指名により、決算報告書に基づき、澤田より令和3年度の収支決算報告がされた。また、議長から、令和4年度からの健康保険組合連合会(健保連)から研究費支援が始まることが報告された。
・法人税、住民税及び事業税の項目についての確認が質疑でなされた。
議決の結果、決算報告書が承認された。
議題3 その他
・2年目に入り、「リピーター」の寄付者に対する特典について
継続方針の確認がなされた。
・入会金及び年会費について
正会員の入会金を1万円、年会費を5千円と定めた。賛助会員については継続審議とした。
・代表理事について
國頭英夫の代表理事留任が承認された。
議長より出席者に謝意を述べた上で、午後4時に閉会した。
以上(文責:代表理事・國頭英夫)