悪性腫瘍に対する臨床研究を行う団体として日本最大であるJCOG(日本臨床腫瘍研究グループ)の中に、医療経済評価委員会(規定により発足時は「小委員会」)が設立されました。これは、SCPの國頭英夫代表理事の働きかけにより、3月5日のグループ全体会議で承認されたものです。患者さんへの最適な治療を開発するミッションを持つ研究団体の中に、わが国で初めて医療経済もしくは“value”の概念が公式に導入されたことになります。
委員長には國頭が、また副委員長には国立がん研究センター中央病院の後藤悌先生が指名されました。JCOGに参加しているがん研究者から委員会メンバーを募集したところ、申込者が殺到し、早々に打切りとなりました。それでも通常のJCOG委員会は15〜20人程度で構成されるところ、「オブザーバー」参加も含めると200人を超える見込みです。